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枝川の朝鮮学校明け渡し訴訟

昨日のTBS「ニュースの森」でやっていた報道です。

東京江東区枝川にある朝鮮人学校を、不法占拠だとして都が明け渡しを求めていた裁判の判決が出たとの内容でした。

結果としては、市価より相当に低い額で払い下げる、という形になったようです。
歴史的な経緯と、なりたちはどうであれ学校というある程度の公共性を持った施設だから、ということが考慮されたんでしょう。

もともとこの辺りの朝鮮人集落は、代々木にあった朝鮮人集落を、オリンピック開発にあわせて移した、というのが発端だそうです。
バラック小屋だった代々木から、集合住宅の枝川に移住させたのはどちらかというといい方向に行ったと思うんですが、どうなんでしょう。

それからしばらくして、集合住宅を中心に工場や学校などが建てられ、1つの朝鮮人集落ができました。
学校などは、土地があったのをいいことに最初は勝手に建てたんですよね。

学校があることはいいことだと思いますし(たとえそれが各種学校だとしても、少なくとも朝鮮系の人たちにとっては母校なんでしょうし)その継続は喜ぶべきことなんだろうとは思います。


…普通は。


実際、あの学校のある辺りの地域は、古い朝鮮系の人たちが多く、普段から日本語で話している人たちの多い地域です。
ですので、一般的な勉強するだけなら区立の小学校でも問題がないともいえます。

今回の朝鮮学校をはじめ、民族学校というのはそれ以外の民族教育があり、それが必要だから自分たちの学校を作る、というのもあります。
(それ以外にも在日朝鮮人の場合国籍が問題、というのもあるんだとは思いますが…)

とはいえ、日本人でも学校以外に塾へ通うように、朝鮮学校に行かなくても放課後に地域で教育すればわざわざ自分たちの学校を作る必要があるのか、というのも疑問なんですけどね。

今いる小学生が、突然廃校になって転校するのがかわいそうというなら、6年かけて新入生を入学させなければいいことですし。

地域の公共性というのを否定はしませんが、我を通しすぎると、他の人と比べて優遇されすぎてないか、と思うこともあるのです。

東京のコリアン・タウン―枝川物語

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  • 作者: 江東・在日朝鮮人の歴史を記録する会
  • 出版社/メーカー: 樹花舎
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本

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